- 2025年3月8日
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GLP-1受容体アゴニストの脳・心血管疾患予防効果について
本記事は以下の2つの記事の続きです。 ビグアナイド薬、SGLT-2阻害薬に続き、最後にGLP-1受容体アゴニストの脳・心血管疾患の予防効果について確認していきます。 ①LEADER試験 LEADER試験はリラグルチド(ビクトーザ®)の脳・心血管疾患の予防効果について検証した研究です1)。 […]
本記事は以下の2つの記事の続きです。 ビグアナイド薬、SGLT-2阻害薬に続き、最後にGLP-1受容体アゴニストの脳・心血管疾患の予防効果について確認していきます。 ①LEADER試験 LEADER試験はリラグルチド(ビクトーザ®)の脳・心血管疾患の予防効果について検証した研究です1)。 […]
本稿は以下の記事の続きです。 ビグアナイド薬に引き続き、SGLT-2阻害薬の脳・心血管疾患の予防効果について確認していきます。 ①EMPA-REG試験 EMPA-REG試験は、エンパグリフロジン(ジャディアンス®)の有効性について検討した臨床試験です1)。 〇試験デザインと対象群、エンド […]
脳・心血管疾患に関する基本 そもそも、脳・心血管疾患とは? 本ブログでは「脳・心血管疾患」という言葉を頻繁に用いています。糖尿病や脂質異常症の治療を考える上で非常に重要なテーマであるため、ここで一度、その定義を整理しておきたいと思います。 「脳・心血管疾患」 とは、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血 […]
GIP/GLP-1受容体アゴニストについて グルカゴン様ぺプチド(GLP-1)およびグルコース依存性インスリン分泌促進性ポリペプチド(GIP)は、食事の摂取に伴い分泌されるホルモンであり、総称してインクレチンと呼ばれます。主な作用として、膵β細胞に作用し、グルコース依存性にインスリン分泌を促し […]
今回は今話題の新書である「透析を止めた日」という本を紹介させて頂きます。 リンク どのような本か 「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかったー」 本書はノンフィクション作家・堀川惠子氏が、10年以上にわたる血液透析、腎移植、再透析を経て、最終的に透析 […]
スタチンは高LDL-C血症治療のキードラックであり、力価の強さからスタンダードスタチンとストロングスタチンに分類されます。LDL-Cには「lower is better」の原則があるため、一般的にはストロングスタチンが使用される機会が多いです。 ストロングスタチンにはアトルバスタチン、ピタバスタ […]
高齢者総合機能評価(CGA)とは? 高齢者は多くの場合、複数の身体的な問題を抱えている上、さらに精神的や社会的な問題が複雑に絡み合うことで、医学的な介入が難しくなることがよくあります。 高齢者総合機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment: CGA)は、高 […]
脂質異常症とは 定義と病態生理 脂質異常症とは、血液中の脂質濃度に異常があることを言います。脂質には ・LDL(Low Density Lipoprotein)コレステロール ・HDL(High Density Lipoprotein)コレステロール ・中性脂肪(triglycerides) […]
さて、前回のシン・高血圧総論に引き続き、糖尿病総論を全面改訂してみました。いやー、返す返すも初期の頃の記事はクオリティが低くてお恥ずかしいです…。 定義と病態生理 糖尿病標準診療マニュアル1)によれば、糖尿病とは、「インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝症候群」と定義さ […]