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消化器

  • 2024年3月4日
  • 2024年3月4日
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自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)

自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)とは、発症・進展に自己免疫機序が関与していると考えられる、中高年以降の女性に好発する肝炎です。抗核抗体などの自己抗体陽性、IgG高値をその特徴とします。慢性経過を辿ることが多いですが、時に急性肝炎を呈する例も報告されています。診断にあ […]

  • 2023年10月25日
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制酸薬の特徴と有害事象

胃酸分泌の生理学 胃粘膜にはその全表面に存在する粘液分泌腺に加えて、酸分泌腺(胃腺)と幽門腺という2種類の腺が存在しています。酸分泌腺は塩酸、ペプシノゲン、内因子、および粘液を分泌し、幽門腺からは粘液とガストリンが分泌されています。酸分泌腺は胃体部と胃底部に分布し、幽門腺は前庭部に分布しています。 […]

  • 2023年10月3日
  • 2023年10月9日
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ビタミンB12とその欠乏症

ビタミンB12の基本 ビタミンB12と吸収 ビタミンB12は別名コバラミンとも呼ばれる水様性ビタミンです。コバルトを含む構造のため、赤色又はピンク色を呈します。主に放線菌(プロピオニバクテリウム属)などの細菌が合成し、人間を含め動物の体内では生成することは基本的には困難です。 肉、乳製品、卵といった […]

  • 2023年9月2日
  • 2023年9月2日
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化学療法入門

化学療法とは 悪性腫瘍の治療において、いわゆる抗癌剤を用いる治療のことを化学療法と呼んでいます。 術前・術後化学療法や化学療法・放射線治療同時併用療法(concomitant chemoradiotherapy:CCRT)など根治を目的として行われるものもありますが、内科医が化学療法を行うことが最も […]

  • 2023年2月14日
  • 2023年2月14日
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急性膵炎

病態 急性膵炎は何らかの原因で膵臓に炎症が起こり、心窩部痛と血中膵酵素の上昇などをきたす疾患です。 膵臓にはインスリンなどの内分泌機能とタンパク質分解酵素であるトリプシンなどの外分泌機能があります。急性膵炎では、胆石やアルコールといった刺激を契機に膵臓組織内でタンパク質分解酵素の活性化が起こり、自己 […]

  • 2023年2月12日
  • 2023年2月12日
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胆石症

総論 胆石の種類 胆石は主にコレステロール結石、ビリルビンカルシウム結石、黒色結石の3種類に大別できます。 コレステロール結石は最も頻度の高い結石であり、胆汁中のコレステロール過飽和、結晶化、胆嚢収縮能の低下が形成に関与しています。 ビリルビンカルシウム結石は胆道感染が原因です。胆管狭窄や傍乳頭憩室 […]

  • 2023年2月12日
  • 2023年2月12日
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急性胆管炎

定義 ガイドラインによれば、「胆管内に急性炎症が発生した病態であり、その発生には①胆管内に著明に増加した細菌の存在、➁細菌またはエンドトキシンが血流内に逆流するような胆管内圧の上昇、の2因子が不可欠となる」と定義されています。 疫学 一般的に人口の10%が胆石を有しているとされますが、そのうち急性胆 […]

  • 2023年2月12日
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急性胆嚢炎

定義 Tokyo Guidelines 2018によれば、 「胆嚢に生じた急性の炎症性疾患。多くは胆石に起因するが、胆嚢の血行障害、化学的な障害、細菌、原虫、寄生虫などの感染、また膠原病、アレルギー反応など発症に関与する要因は多彩である」 と定義されています。 疫学 胆嚢炎の原因としては胆石によるも […]

  • 2023年2月9日
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便秘症

便秘症とは 便秘症の定義 米国や英国では、「週3回未満の排便」を便秘症と定義しています。一方、日本内科学会は「3日以上排便がない、または毎日排便しても残便感がある」、と定義しています。 明確な定義はさほど重要ではなく、実臨床では「排便回数の減少や硬便などで患者さんが困っている状態」を便秘症として扱う […]

  • 2023年2月7日
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肝性脳症

病態 通常、アンモニアは腸管から吸収された後、門脈循環に入り、肝臓で尿素サイクルを通じてほぼ完全に分解されます。肝不全やシャントがある場合には処理しきれず、アンモニアが体循環に直接入ってしまいます。 アンモニアは血液脳関門を通過し、 ・興奮性神経伝達を阻害し、直接神経毒性を発揮する ・浸透有効性物質 […]