- 2026年1月27日
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ベムペド酸(ネクセトール®)について
はじめに 脂質異常症の治療において、スタチンは依然として中心的な役割を担っています。一方で、スタチン不耐や目標LDL-C未達といった臨床的な課題も少なくありません。 近年、そうした背景の中で登場したのがベムペド酸(bempedoic acid)です。スタチンとは異なる作用機序を持ち、「筋障害が少 […]
はじめに 脂質異常症の治療において、スタチンは依然として中心的な役割を担っています。一方で、スタチン不耐や目標LDL-C未達といった臨床的な課題も少なくありません。 近年、そうした背景の中で登場したのがベムペド酸(bempedoic acid)です。スタチンとは異なる作用機序を持ち、「筋障害が少 […]
チルゼパチド(マンジャロ®)は、GIPとGLP-1という2つのインクレチン受容体に同時に作用する比較的新しい糖尿病治療薬で、血糖降下作用や体重減少効果がとても強力であることが、これまでの臨床試験で示されています。いわゆる従来のGLP-1受容体作動薬よりも効きが良い、という期待感のある薬です。 一 […]
本記事は以下の2つの記事の続きです。 ビグアナイド薬、SGLT-2阻害薬に続き、最後にGLP-1受容体アゴニストの脳・心血管疾患の予防効果について確認していきます。 ①LEADER試験 LEADER試験はリラグルチド(ビクトーザ®)の脳・心血管疾患の予防効果について検証した研究です1)。 […]
本稿は以下の記事の続きです。 ビグアナイド薬に引き続き、SGLT-2阻害薬の脳・心血管疾患の予防効果について確認していきます。 ①EMPA-REG試験 EMPA-REG試験は、エンパグリフロジン(ジャディアンス®)の有効性について検討した臨床試験です1)。 〇試験デザインと対象群、エンド […]
脳・心血管疾患に関する基本 そもそも、脳・心血管疾患とは? 本ブログでは「脳・心血管疾患」という言葉を頻繁に用いています。糖尿病や脂質異常症の治療を考える上で非常に重要なテーマであるため、ここで一度、その定義を整理しておきたいと思います。 「脳・心血管疾患」 とは、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血 […]
GIP/GLP-1受容体アゴニストについて グルカゴン様ぺプチド(GLP-1)およびグルコース依存性インスリン分泌促進性ポリペプチド(GIP)は、食事の摂取に伴い分泌されるホルモンであり、総称してインクレチンと呼ばれます。主な作用として、膵β細胞に作用し、グルコース依存性にインスリン分泌を促し […]
スタチンは高LDL-C血症治療のキードラックであり、力価の強さからスタンダードスタチンとストロングスタチンに分類されます。LDL-Cには「lower is better」の原則があるため、一般的にはストロングスタチンが使用される機会が多いです。 ストロングスタチンにはアトルバスタチン、ピタバスタ […]
骨粗鬆症とは 定義と病態生理 骨粗鬆症とは、“骨強度”の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大する疾患と定義されます。“骨強度”は“骨密度”と“骨質”の2つの要素からなり、その比率は7:3とされてます。“骨質”は微細構造、骨代謝回転、微小骨折、骨組織の石灰化度など、複数の因子で規定されていますが、 […]