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代謝

  • 2022年10月7日
  • 2023年1月26日
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糖尿病総論

外来診療において、動脈硬化疾患である糖尿病、高血圧、脂質異常症の三疾患は避けては通れません。この項では、糖尿病の中でも2型糖尿病にfocusし、総論的な部分をまとめていきたいと思います。 糖尿病の診断 糖尿病は血糖値(空腹時血糖、OGTT2時間値、随時血糖)やHbA1cをもとに診断され、概ね各国で共 […]

  • 2022年10月1日
  • 2023年1月26日
  • 0件

カルシトニン製剤

作用機序 カルシトニンは甲状腺C細胞(傍濾胞細胞)より分泌されるペプチドホルモンです。破骨細胞に存在するカルシトニン受容体に作用し、骨吸収を抑制しますが、人体ではその役割は限定的とされています。 カルシトニン製剤の種類 本邦では鮭由来のサケカルシトニン(カルシトラン®)とウナギ由来のエルカトニン(エ […]

  • 2022年10月1日
  • 2023年1月26日
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抗スクレロスチン抗体(ロモソズマブ、イベニティ®)

作用機序 ロモゾズマブ(イベニティ®)はスクレロスチンをターゲットにしたヒト化抗スクレロスチンモノクローナル抗体です。スクレロスチンは骨細胞によって産生される糖タンパク質で、骨芽細胞系細胞においてWntシグナル伝達を抑制することにより、骨芽細胞による骨形成を抑制するとともに破骨細胞による骨吸収を促進 […]

  • 2022年10月1日
  • 2023年9月15日
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副甲状腺ホルモン製剤(テリパラチド、アバロパラチド)

作用機序 副甲状腺ホルモンは副甲状腺から分泌され、カルシウムとリンの恒常性を調節する作用があります。破骨細胞による骨吸収と腎尿細管でのカルシウムを促進し、血清カルシウム濃度を維持します。作用機序からは骨粗鬆症を進行させてしまいそうな感がありますが、間歇的投与ではむしろ骨形成を促進するようで、骨粗鬆症 […]

  • 2022年10月1日
  • 2023年9月15日
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選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)

作用機序 SERMは選択的エストロゲン受容体モジュレーターの略であり、骨粗鬆症に用いられる薬剤です。そもそもの話ですが、健常人ではエストロゲンは破骨細胞への分化を抑制し、骨代謝の一翼を担っています。女性の場合、閉経によりエストロゲンの分泌が低下してしまい、破骨細胞への抑制がとれて骨吸収が優位となるた […]

  • 2022年9月28日
  • 2023年9月15日
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抗RANKL抗体(デノズマブ、プラリア®)

作用機序 抗RANKL抗体は骨粗鬆症診療において、個人的にはBP製剤に次いで使用頻度の高い薬剤です。RANKLはreceptor activator for nuclear factor κ-B ligandの略になります。RANKLは骨芽細胞に発現しており、前破骨細胞側のRANKと結合することで前 […]

  • 2022年9月28日
  • 2023年9月15日
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カルシウム製剤とビタミンD製剤

カルシウムとビタミンD代謝 ざっくりカルシウムとビタミンDの代謝をまとめると上図のようになります。Caは腸管での吸収・排泄、腎での排泄、そして骨への沈着・放出のバランスにより調整されています。 腸管:1,25(OH)2D3がCa吸収を促進(PTHは1,25(OH)2D3の生成を促進し、間接的に関与) […]

  • 2022年9月27日
  • 2023年9月15日
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BP(ビスホスホネート)製剤

作用機序 ビスホスホネート製剤(以下、BP製剤)は骨粗鬆症の要となる薬剤です。2個のホスホン酸アニオン基を持っていることが名前の由来であるそうです。体内に取り込まれると骨に沈着し、破骨細胞に取り込まれます。BP製剤を取り込んだ破骨細胞はアポトーシスに至り、骨吸収作用が抑制されることで効果を発揮します […]

  • 2022年9月27日
  • 2023年1月26日
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骨粗鬆症の治療薬・総論

前回の投稿で骨粗鬆症の病態、評価法など、基本的な部分をまとめました。今回からいよいよ治療薬について書いていこうと思います。まずは治療薬の総論的な部分をまとめていきます。 総論 最初に前回と同様、まずは骨粗鬆症の病態図を下記に示します。 骨芽細胞による骨形成と、破骨細胞による骨吸収が平衡状態となってい […]

  • 2022年9月24日
  • 2023年9月15日
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骨粗鬆症の基本

骨粗鬆症の定義 まず、骨粗鬆症の定義ですが、WHOは以下のように定義しています。 「骨粗鬆症は、低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である」 ・・・何のことやらさっぱりですね。 また、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の定義は以下のようになっています […]