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循環器

  • 2023年6月4日
  • 2024年2月12日
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スタチンと筋関連の有害事象

総論 スタチンとは スタチンはHMG-CoA還元酵素阻害薬であり、高LDL-C血症の治療として広く使用されている薬剤です。高LDL-C血症は動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)、つまりは心筋梗塞やアテローム血栓性脳梗塞のリスクであり、これを是正することでそのリスクを低減できることがわかっています。具体 […]

  • 2023年3月9日
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浮腫

病態 人体では体重の60%が水分となりますが、そのうち細胞内液が40%、細胞外液が20%を占めます。細胞外液はさらに血漿と間質液に分けられます。このうち血漿のみが心血管系の圧受容体や中枢の浸透圧受容体から、レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系とバソプレシンを介して水分コントロールがなされていま […]

  • 2023年3月4日
  • 2023年3月4日
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急性冠症候群(ACS)

急性冠症候群(ACS)とは 急性冠症候群(ACS)とは、冠動脈粥腫(プラーク)の破綻とそれに伴う血栓形成により、冠動脈内腔が急速に狭窄、閉塞し、心筋が虚血、壊死に陥る病態を示す症候群と定義されます。 ACSは以下の3つに大きく分類されます。 ・ST上昇型心筋梗塞(ST elevation myoca […]

  • 2023年2月4日
  • 2023年2月4日
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急性心不全

血行動態、呼吸状態の把握 血行動態の把握 急性心不全を見た時にまず行うべきは血行動態の把握です。心原性ショックの場合、カテコラミンの使用や機械的補助循環の導入を考慮し、速やかに専門家にコンサルトする必要があるからです。血行動態の把握には下記のNohria-Steavenson分類が有用です。 これは […]

  • 2023年1月30日
  • 2023年1月30日
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心房細動②

抗凝固療法 〇CHADS2スコアとHAS-BLEDスコア 心房細動では収縮力の低下した左房内に血栓が形成され、脳塞栓等の塞栓症を引き起こすことが問題となってきます。そのため、抗凝固薬の適応を判断していく必要があります。1990年代に行われたプラセボとワーファリンを比較した試験のメタ解析では、ワーファ […]

  • 2023年1月29日
  • 2023年1月29日
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心房細動①

心房細動とは 〇疫学 心房細動(Af)は実臨床で遭遇する最もコモンな不整脈といえます。有病率は年齢が進むにつれて上昇し、70歳代では男性 3.44%、女性 1.12%、80歳代では男性 4.43%、女性 2.19%とされています。現時点では約100万人(120人に1人)がAfを有していると推計されて […]

  • 2023年1月25日
  • 2023年1月25日
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慢性心不全

慢性心不全とは 〇心不全の診断基準 50年前に提唱された、病歴や身体所見を中心としたFraminghamの診断基準が長らく心不全の診断基準として使用されてきました。2021年、心エコーやBNPを加えた心不全の“Universal Definition ”が新しく提唱されました1)2)。 これに準じま […]

  • 2023年1月25日
  • 2023年1月26日
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イバブラジン

イバブラジン 〇使用方法・目的 ・1回2.5mg 1日 2回食後の経口投与から開始する。開始後は忍容性をみながら目標とする安静時心拍数が維持できるように、必要に応じ、2週間以上の間隔で段階的に用量を10mg/日(5mg/回)、15mg/日(7.5mg/回)と順次増減する。 ・目標とする安静時心拍は5 […]

  • 2023年1月22日
  • 2023年1月26日
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安定冠動脈疾患(stable CAD)

安定冠動脈疾患(stable CAD)とは 〇定義 冠動脈疾患(coronary artery disease:CAD)は急性冠症候群(acute coronary artery:ACS)と安定冠動脈疾患(stable CAD)に大別されます。前者にはST上昇型心筋梗塞、非ST上昇型心筋梗塞、不安定 […]

  • 2022年12月31日
  • 2023年1月26日
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二次性高血圧について

疫学 高血圧患者のうち、少なくとも10%以上が二次性高血圧といわれています。その中では腎実質性高血圧(2-5%)、腎血管性高血圧(1%)、原発性アルドステロン症(5-10%)が頻度が高いです。また、睡眠時無呼吸症候群に合併した高血圧の頻度も高いといわれています。一方で褐色細胞腫やクッシング症候群は年 […]