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  • 2024年3月18日
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軽症COPDに気管支拡張薬を投与する意義はあるのか?

はじめに   現在、COPDの薬物治療は気管支拡張薬の吸入が中心であり、下図のように増悪のリスク、症状の程度によって、SABAの頓用、LABA、LAMA、LABA+LAMA、LABA+LAMA+ICSの中から選択して行います。   一般に、気管支拡張薬には呼吸機能を改善させ、息切れ・喀痰といった症状 […]

  • 2024年3月16日
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スタチンで脳出血は増加するのか?

はじめに   スタチンは高LDL-C血症に対する1st choiceであり、アテローム血栓性脳梗塞、虚血性心疾患の一次予防、二次予防として頻用されている薬剤です。その副作用として筋関連の有害事象はよく知られていると思いますが、実はスタチンが脳出血を増やす可能性があるとされています。   以前から疫学 […]

  • 2024年3月14日
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書評:武経七書 孫子

久しぶりの書籍紹介です。 私は超が付くほどの歴史好きなのですが、最近「論語」や「老子」といった、中国古典にチャレンジしています。中国古典というと受験の漢文を連想し、自ずと蕁麻疹が出てくる方もいるかもしれませんが、今回紹介する書籍にはきちんと現代語訳がついていますのでご安心ください。私も原文や書き下し […]

  • 2024年3月10日
  • 2024年3月10日
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鉄剤不応性鉄欠乏性貧血(IRIDA)

生体での鉄動態   鉄はFe3+として食物中に存在しており、胃酸によってFe2+に還元されて、フェルロポルチンという鉄輸送体によって血中に取り込まれます。血中では再度Fe3+となりますが、このままでは生体にとって毒性が強いため、肝臓で産生された輸送タンパク質であるトランスフェリンと結合します。トラン […]

  • 2024年3月4日
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自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)

自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)とは、発症・進展に自己免疫機序が関与していると考えられる、中高年以降の女性に好発する肝炎です。抗核抗体などの自己抗体陽性、IgG高値をその特徴とします。慢性経過を辿ることが多いですが、時に急性肝炎を呈する例も報告されています。診断にあ […]

  • 2024年2月28日
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伝染性単核球症

伝染性単核球症とその歴史   伝染性単核球症(infectious mononucleosis:IM)は、思春期から若年青年層に好発し、大部分がEpstein-Barrウィルス(EBV)の初感染によっておこる、発熱、咽頭痛、リンパ節腫脹を特徴とする感染症の一種です。頻度は低いですが、EBV以外にも、 […]

  • 2024年2月25日
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好酸球増多

好酸球の生理学   好酸球はエオジンでピンク色に染まる好酸性顆粒を持つ、顆粒球系統の白血球です。通常、全白血球中の2%を占めます。その生理学的機能は不明な点も多いですが、感染に対する免疫応答(特に寄生虫)、組織修復、腫瘍免疫、他の免疫細胞の維持などに関与しているとされています。   好酸球はIL-5 […]

  • 2024年2月20日
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血管浮腫

病態   血管浮腫は真皮深層および皮下組織への体液の血管外漏出によって生じる、局所的な浮腫を特徴とする疾患です。何らかの原因で毛細血管の拡張と透過性が亢進することで、口唇や粘膜などの疎性結合組織の多い部位に浮腫を生じます。   病因としては、大きく肥満細胞メディエーター依存性のものと、ブラジキニン依 […]

  • 2024年2月12日
  • 2024年2月12日
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HDLコレステロールの意義

脂質異常症については下記の記事もご参考ください。 脂質異常症   HDLコレステロールとは   まず、コレステロールを中心とした脂質代謝を概説します。   小腸の上皮細胞から吸収された中性脂肪、コレステロールはリポ蛋白にくるまれて輸送されます。カイロミクロンは腸細胞から産生され、リンパ管に分泌された […]

  • 2024年2月11日
  • 2024年2月11日
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インスリン製剤について

2型糖尿病は基本的に経口血糖降下薬+GLP受容体アゴニストの注射製剤で治療を行いますが、中にはインスリンが必要となる患者さんもいらっしゃいます。今回の記事では、一般内科として必要なインスリンに関する知識についてまとめていきます。 インスリンの基本   生体において、インスリンは血糖値を下げる唯一のホ […]