注目キーワード
  1. 高血圧
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  • 2023年11月23日
  • 2023年11月23日
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拡張期血圧の意義

我々は高血圧を診療する際、主に収縮期血圧に重点を置いて診療することが多いです。もちろん拡張期血圧も確認はしますが、あまり注目せず流してしまいがちな指標といえます。 また、実臨床では収縮期血圧は指摘範囲内ですが、拡張期血圧のみ高値の患者さんとしばしば遭遇します(例えばsBP 120mmHg、dBP 9 […]

  • 2023年11月17日
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ステロイドカバー

コルチコステロイドの生理学 コルチコステロイドであるコルチゾールは、下垂体からのACTH刺激により副腎皮質の束状層より分泌されます。コルチゾールの分泌は早朝にピークとなり、その後徐々に低下し、夜間にはピークの1/10まで低下します。午前1時頃から分泌は再度増加に転じ、早朝にピークを迎える、というサイ […]

  • 2023年11月16日
  • 2023年11月16日
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白癬

白癬へのアプローチ 白癬の診断 白癬とは、白癬菌が趾間や足底に感染することにより、掻痒感を伴う鱗屑、角化、水疱、びらんなどが生じる疾患です。本邦での有病率は20%程度とされ、非常に頻度の高い疾患です。このため、皮膚科医に限らず、一般内科医も対応することが多々あります。 足白癬で重要なのが、最初に鏡検 […]

  • 2023年11月12日
  • 2023年11月12日
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Thymoma-associated multiorgan autoimmunity(TAMA)

胸腺腫とTリンパ球 胸腺は一次リンパ器官の一つであり、T細胞が成熟する臓器です。 正常胸腺では、まず最初に異物を認識できる能力を持ったT細胞が選択され(positive selection)、その後に自己抗原を認識しない能力を持ったT細胞が選択されます(negative selection)。pos […]

  • 2023年11月10日
  • 2023年11月12日
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グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症(GIOP)

副腎皮質から分泌されるグルココルチコイドはホメオスタシスを維持する内在性ホルモンです。 合成グルココルチコイドは強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を有し、膠原病など幅広い領域の多様な疾患の治療に使用されます。 近年は副作用の観点からできるだけグルココルチコイドを使用しない、steroid sparing […]

  • 2023年11月8日
  • 2023年11月8日
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肺分画症

肺分画症とは 定義 肺分画症は下気道の稀な先天性奇形であり、「正常気管支との間に交通がなく、周囲から隔絶された肺葉構造を有する組織=分画肺が存在すること」と「分画肺が体循環系から血液供給されていること」の2つにより定義されます。 頻度は稀であり、下気道の先天異常が10,000-35,000人に1人と […]

  • 2023年11月7日
  • 2024年2月12日
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高TG血症は本当に治療しなくてもよいのか?

以前脂質異常症に関する記事を書きました。 高TG血症は、治療を行ってTGを低下させたとしても、アテローム性心血管疾患(ASCVD)を低下させるというエビデンスに乏しいとされています。このため、高LDL-C血症と異なり、基本的には高TG血症は治療を行わないことが多いです。上記の記事でもそのように推奨を […]

  • 2023年11月5日
  • 2023年11月5日
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カルシウム拮抗薬の使い分け

カルシウムチャネルの生理 カルシウムチャネルにはL型、T型、N型の3種類があり、それぞれ局在や作用が異なります。 L型カルシウムチャネルは心筋、血管平滑筋に分布しており、臨床で使用されるカルシウム拮抗薬の主な標的です。血管平滑筋の弛緩により末梢血管抵抗を減じ、降圧作用を発揮する他、心臓の収縮力を低下 […]

  • 2023年10月31日
  • 2023年10月31日
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Meigs症候群

Meigs症候群 Meigs症候群とは Meigs症候群とはMeigsらによって定義された疾患であり、良性卵巣腫瘍に胸水/腹水を伴う症候群です。 Meigsによれば、 ①卵巣の良性腫瘍がある(線維腫、鞘腫、顆粒膜細胞腫、ブレンナー腫瘍) ➁腹水 ③胸水 ④腫瘍摘出後の腹水と胸水の消失 のすべてを満た […]

  • 2023年10月25日
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制酸薬の特徴と有害事象

胃酸分泌の生理学 胃粘膜にはその全表面に存在する粘液分泌腺に加えて、酸分泌腺(胃腺)と幽門腺という2種類の腺が存在しています。酸分泌腺は塩酸、ペプシノゲン、内因子、および粘液を分泌し、幽門腺からは粘液とガストリンが分泌されています。酸分泌腺は胃体部と胃底部に分布し、幽門腺は前庭部に分布しています。 […]