- 2023年11月10日
- 2023年11月12日
- 0件
グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症(GIOP)
副腎皮質から分泌されるグルココルチコイドはホメオスタシスを維持する内在性ホルモンです。 合成グルココルチコイドは強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を有し、膠原病など幅広い領域の多様な疾患の治療に使用されます。 近年は副作用の観点からできるだけグルココルチコイドを使用しない、steroid sparing […]
副腎皮質から分泌されるグルココルチコイドはホメオスタシスを維持する内在性ホルモンです。 合成グルココルチコイドは強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を有し、膠原病など幅広い領域の多様な疾患の治療に使用されます。 近年は副作用の観点からできるだけグルココルチコイドを使用しない、steroid sparing […]
以前脂質異常症に関する記事を書きました。 高TG血症は、治療を行ってTGを低下させたとしても、アテローム性心血管疾患(ASCVD)を低下させるというエビデンスに乏しいとされています。このため、高LDL-C血症と異なり、基本的には高TG血症は治療を行わないことが多いです。上記の記事でもそのように推奨を […]
カルシウムチャネルの生理 カルシウムチャネルにはL型、T型、N型の3種類があり、それぞれ局在や作用が異なります。 L型カルシウムチャネルは心筋、血管平滑筋に分布しており、臨床で使用されるカルシウム拮抗薬の主な標的です。血管平滑筋の弛緩により末梢血管抵抗を減じ、降圧作用を発揮する他、心臓の収縮力を低下 […]
胃酸分泌の生理学 胃粘膜にはその全表面に存在する粘液分泌腺に加えて、酸分泌腺(胃腺)と幽門腺という2種類の腺が存在しています。酸分泌腺は塩酸、ペプシノゲン、内因子、および粘液を分泌し、幽門腺からは粘液とガストリンが分泌されています。酸分泌腺は胃体部と胃底部に分布し、幽門腺は前庭部に分布しています。 […]
肺炎随伴性胸水/膿胸とは 肺炎に伴って生じる胸水を、読んで字のごとく肺炎随伴性胸水と呼称します。肺炎随伴性胸水は肺胞領域の感染によって貯留した肺間質液が、炎症性サイトカインの影響で臓側胸膜を越えて胸腔に貯留したものです。 基本的には血管透過性の亢進による浸出液であるため、大部分では胸水に細菌は存在し […]
ACE阻害薬、ARBは共にレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系を阻害する薬剤であり、主に高血圧の患者に対し頻用されています。ACE阻害薬は空咳の副作用がある、ARBは薬価が高い…なんてことはよく耳にしますが、実際の所、どのように使い分けたらよいのでしょうか?今回の記事では、その点を深堀してみ […]
ビタミンB12の基本 ビタミンB12と吸収 ビタミンB12は別名コバラミンとも呼ばれる水様性ビタミンです。コバルトを含む構造のため、赤色又はピンク色を呈します。主に放線菌(プロピオニバクテリウム属)などの細菌が合成し、人間を含め動物の体内では生成することは基本的には困難です。 肉、乳製品、卵といった […]