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呼吸器

  • 2023年10月9日
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胸水の評価

胸水の病態生理 下図のように、臓側胸膜と壁側胸膜に挟まれた空間を胸膜腔と呼称します。 呼吸で肺が膨張と虚脱をするとき、肺は胸腔内を滑るように動きますが、この際の潤滑油として働くのが胸水です。胸水は主に壁側胸膜から産生され、壁側胸膜のリンパ管によって回収されて循環しています。正常では胸膜腔は非常に狭く […]

  • 2023年9月23日
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書籍紹介:アウトカムを改善するステロイド治療戦略

どのような本か 今回紹介するのは『新装改訂版 アウトカムを改善するステロイド治療戦略 日本医事新報社』です。 編者は東京ベイ・浦安市川医療センターの膠原病内科医長である岩波慶一先生です。 「最小限の副作用で、最大限の効果を得る」というコンセプトの下でステロイドの使い方がまとめられています。 膠原病、 […]

  • 2023年9月2日
  • 2023年9月2日
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化学療法入門

化学療法とは 悪性腫瘍の治療において、いわゆる抗癌剤を用いる治療のことを化学療法と呼んでいます。 術前・術後化学療法や化学療法・放射線治療同時併用療法(concomitant chemoradiotherapy:CCRT)など根治を目的として行われるものもありますが、内科医が化学療法を行うことが最も […]

  • 2023年2月21日
  • 2023年2月21日
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肺結核

結核については下記の記事も参照ください。 病態 感染の成立 結核の感染は、肺結核患者が咳をしたときに飛び散る飛沫中の結核菌を吸い込むことで起こります。いわゆる空気感染の様式をとります。 肺胞マクロファージに貪食された結核菌はその細胞内でリソゾーム酵素の殺菌作用を受けますが、生き延びた菌は肺のリンパ路 […]

  • 2023年2月17日
  • 2023年2月21日
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結核性胸膜炎

結核性胸膜炎とは 疫学 結核性胸膜炎は肺外結核の中で最も頻度が高く、本邦では半数以上を占めています(次点は結核性リンパ節炎)。成人ではほとんどが二次結核として結核性胸膜炎を発症するため、免疫の低下した高齢者で発症することが多いです。 病態 結核性胸膜炎には肺結核が先行していることがほとんどと考えられ […]

  • 2023年2月11日
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結核総論

細菌学 結核菌(Mycobacterium tuberculosis)は放線菌やノカルディアなどと類縁の微生物です。学名のgenus Mycobacreiumは真菌(myco-)と細菌(bacterium)の中間に位置するものを意味しますが、これは元々結核菌が真菌のように発芽や分枝によって分裂すると […]

  • 2023年2月10日
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インフルエンザ

ウィルス学 インフルエンザウィルスはオルトミクソウィルス科に属する、A, B, C, D型インフルエンザウィルスの4属4種を指します。このうちA型、B型、C型の3種がヒトに感染を引き起こします。中でも世界中で感染を引き起こしているのはA型とB型であり、一般的にインフルエンザウィルスというと、この2種 […]

  • 2023年2月8日
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肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌ワクチンの種類 肺炎球菌莢膜多糖体ワクチン(pnemococcal polysaccharide vaccine:PPSV) PPSVは部分的に精製された肺炎球菌莢膜多糖体で構成されています。 1980年代に頻度の高かった23の血清型の肺炎球菌を型別に培養・増殖し、殺菌後に各々の型から抽出・ […]

  • 2023年2月7日
  • 2023年2月7日
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抗線維化薬

抗線維化薬とは 抗線維化薬は間質性肺炎の中でも主に特発性肺線維症(IPF)に使用される薬剤です。 IPFの病態は、元々は慢性炎症に伴う結果としての線維化とされていきましたが、現在では繰り返す肺胞上皮細胞の損傷と線維芽細胞の遊走・活性化に伴う過修復・線維化に考え方が変化してきています。それに伴い、ステ […]

  • 2023年2月5日
  • 2023年2月5日
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間質性肺炎入門

今回はアンタッチャブルな分野である間質性肺炎に手を出してみようと思います。 皆さん、間質性肺炎(IP)というとどのようなイメージがありますでしょうか?「UIPパターンとかNSIPパターンとか、訳が分からん!!」といったように、苦手意識を持っている人が多いのではないかと思います。私自身、間質性肺炎の診 […]