- 2024年5月1日
- 2024年11月17日
- 0件
【研修医必見!】初めての高血圧症診療
本ブログの黎明期、一度高血圧の記事を作成したことがあります。今回は大幅に内容をアップデートして再作成してみました。 定義と病態生理 診察室血圧で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上である状態を高血圧と定義します。これは本邦で行われた種々の研究において、収縮期血圧1 […]
本ブログの黎明期、一度高血圧の記事を作成したことがあります。今回は大幅に内容をアップデートして再作成してみました。 定義と病態生理 診察室血圧で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上である状態を高血圧と定義します。これは本邦で行われた種々の研究において、収縮期血圧1 […]
はじめに スタチンは高LDL-C血症に対する1st choiceであり、アテローム血栓性脳梗塞、虚血性心疾患の一次予防、二次予防として頻用されている薬剤です。その副作用として筋関連の有害事象はよく知られていると思いますが、実はスタチンが脳出血を増やす可能性があるとされています。 以前から疫学 […]
SASの病態、疫学、診断については下記の記事をご参照ください。 ここでは、SASの治療を ・OSAS ・CSBと伴うCSAS に分けて説明していきます。 OSASの治療 概要 まず、本邦のガイドラインを参考に作成したOSAS治療のフローチャートを示します。 治療の第一選択はCPAP療法です。保険 […]
SASの治療については下記の記事もご参照ください。 病態 概論 睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)とは、睡眠関連呼吸障害(sleep related breathing disorder:SRBD)の一種であり、その名の通り睡眠時無呼吸(sleep apne […]
原発性アルドステロン症とは、副腎からの自律性アルドステロン過剰分泌により高血圧を呈する疾患であり、代表的な二次性高血圧です。一般的に想像されている以上に有病率が高いとされており、プライマリケアの場面では押さえておくべき疾患の一つといえます。今回は、そんな原発性アルドステロン症について、本邦のガイドラ […]
以前脂質異常症に関する記事を書きました。 高TG血症は、治療を行ってTGを低下させたとしても、アテローム性心血管疾患(ASCVD)を低下させるというエビデンスに乏しいとされています。このため、高LDL-C血症と異なり、基本的には高TG血症は治療を行わないことが多いです。上記の記事でもそのように推奨を […]
カルシウムチャネルの生理 カルシウムチャネルにはL型、T型、N型の3種類があり、それぞれ局在や作用が異なります。 L型カルシウムチャネルは心筋、血管平滑筋に分布しており、臨床で使用されるカルシウム拮抗薬の主な標的です。血管平滑筋の弛緩により末梢血管抵抗を減じ、降圧作用を発揮する他、心臓の収縮力を低下 […]
ACE阻害薬、ARBは共にレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系を阻害する薬剤であり、主に高血圧の患者に対し頻用されています。ACE阻害薬は空咳の副作用がある、ARBは薬価が高い…なんてことはよく耳にしますが、実際の所、どのように使い分けたらよいのでしょうか?今回の記事では、その点を深堀してみた […]