- 2024年3月19日
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骨粗鬆症治療薬ごとの効力の違いはどのくらい?
はじめに 骨粗鬆症の治療薬にはビスホスホネート(BP)製剤、SERM、抗RANKL抗体、テリパラチド、ロモソズマブと、複数の選択肢があります。本ブログの初期にも記事を書きましたが、薬剤ごとに作用機序、椎体骨折/大腿骨骨折予防のエビデンス、副作用、薬価といった複数の要素を検討し、患者さんにとって最 […]
はじめに 骨粗鬆症の治療薬にはビスホスホネート(BP)製剤、SERM、抗RANKL抗体、テリパラチド、ロモソズマブと、複数の選択肢があります。本ブログの初期にも記事を書きましたが、薬剤ごとに作用機序、椎体骨折/大腿骨骨折予防のエビデンス、副作用、薬価といった複数の要素を検討し、患者さんにとって最 […]
はじめに 現在、COPDの薬物治療は気管支拡張薬の吸入が中心であり、下図のように増悪のリスク、症状の程度によって、SABAの頓用、LABA、LAMA、LABA+LAMA、LABA+LAMA+ICSの中から選択して行います。 一般に、気管支拡張薬には呼吸機能を改善させ、息切れ・喀痰といった症状 […]
はじめに スタチンは高LDL-C血症に対する1st choiceであり、アテローム血栓性脳梗塞、虚血性心疾患の一次予防、二次予防として頻用されている薬剤です。その副作用として筋関連の有害事象はよく知られていると思いますが、実はスタチンが脳出血を増やす可能性があるとされています。 以前から疫学 […]
久しぶりの書籍紹介です。 私は超が付くほどの歴史好きなのですが、最近「論語」や「老子」といった、中国古典にチャレンジしています。中国古典というと受験の漢文を連想し、自ずと蕁麻疹が出てくる方もいるかもしれませんが、今回紹介する書籍にはきちんと現代語訳がついていますのでご安心ください。私も原文や書き下し […]
生体での鉄動態 鉄はFe3+として食物中に存在しており、胃酸によってFe2+に還元されて、フェルロポルチンという鉄輸送体によって血中に取り込まれます。血中では再度Fe3+となりますが、このままでは生体にとって毒性が強いため、肝臓で産生された輸送タンパク質であるトランスフェリンと結合します。トラン […]
自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)とは、発症・進展に自己免疫機序が関与していると考えられる、中高年以降の女性に好発する肝炎です。抗核抗体などの自己抗体陽性、IgG高値をその特徴とします。慢性経過を辿ることが多いですが、時に急性肝炎を呈する例も報告されています。診断にあ […]
脂質異常症については下記の記事もご参考ください。 脂質異常症 HDLコレステロールとは まず、コレステロールを中心とした脂質代謝を概説します。 小腸の上皮細胞から吸収された中性脂肪、コレステロールはリポ蛋白にくるまれて輸送されます。カイロミクロンは腸細胞から産生され、リンパ管に分泌された […]