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  • 2023年10月9日
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胸水の評価

胸水の病態生理 下図のように、臓側胸膜と壁側胸膜に挟まれた空間を胸膜腔と呼称します。 呼吸で肺が膨張と虚脱をするとき、肺は胸腔内を滑るように動きますが、この際の潤滑油として働くのが胸水です。胸水は主に壁側胸膜から産生され、壁側胸膜のリンパ管によって回収されて循環しています。正常では胸膜腔は非常に狭く […]

  • 2023年10月5日
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ACE阻害薬、ARBの使い分け

ACE阻害薬、ARBは共にレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系を阻害する薬剤であり、主に高血圧の患者に対し頻用されています。ACE阻害薬は空咳の副作用がある、ARBは薬価が高い…なんてことはよく耳にしますが、実際の所、どのように使い分けたらよいのでしょうか?今回の記事では、その点を深堀してみた […]

  • 2023年10月3日
  • 2023年10月9日
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ビタミンB12とその欠乏症

ビタミンB12の基本 ビタミンB12と吸収 ビタミンB12は別名コバラミンとも呼ばれる水様性ビタミンです。コバルトを含む構造のため、赤色又はピンク色を呈します。主に放線菌(プロピオニバクテリウム属)などの細菌が合成し、人間を含め動物の体内では生成することは基本的には困難です。 肉、乳製品、卵といった […]

  • 2023年9月23日
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書籍紹介:アウトカムを改善するステロイド治療戦略

どのような本か 今回紹介するのは『新装改訂版 アウトカムを改善するステロイド治療戦略 日本医事新報社』です。 編者は東京ベイ・浦安市川医療センターの膠原病内科医長である岩波慶一先生です。 「最小限の副作用で、最大限の効果を得る」というコンセプトの下でステロイドの使い方がまとめられています。 膠原病、 […]

  • 2023年9月7日
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書籍紹介:レジデントのための神経診療

今回紹介するのは『レジデントのための神経診療 医学書院』です。 本書の著者である杉田陽一郎先生は、医学教育と勉強のためのブログ「医學事始」を運営されており、現在東京ベイ・浦安市川医療センター神経内科に勤務しておられます。ブログの内容を基にした前著『研修医のための内科診療ことはじめ 羊土社』を知ってお […]

  • 2023年9月2日
  • 2023年9月2日
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化学療法入門

化学療法とは 悪性腫瘍の治療において、いわゆる抗癌剤を用いる治療のことを化学療法と呼んでいます。 術前・術後化学療法や化学療法・放射線治療同時併用療法(concomitant chemoradiotherapy:CCRT)など根治を目的として行われるものもありますが、内科医が化学療法を行うことが最も […]

  • 2023年8月28日
  • 2023年8月28日
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中枢性めまい

めまい総論については下記の記事を参照ください。 中枢性めまいとは 中枢性めまいはその名の通り中枢神経に由来するめまいを指します。厳密には前庭性片頭痛も該当しますが、脳幹と小脳の血管障害と言い換えてしまってもいいでしょう。ただし、血管障害以外にも多発性硬化症や脳腫瘍など、他の病態があることに留意してお […]

  • 2023年8月21日
  • 2023年8月22日
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肩関節の診方

肩関節の解剖 肩甲骨の関節窩と上腕骨頭が作る、多軸性の関節を肩関節(正確には肩甲上腕関節)と呼びます。 肩甲骨の関節窩は浅く小さいため、安定性には欠けますが、その一方で可動性は非常に大きく、人体で最大の可動域を持っています。肩関節は単独でも広い可動域を持ちますが、ここに肩甲骨が胸郭上で位置を変えるこ […]

  • 2023年8月13日
  • 2023年8月13日
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良性発作性頭位めまい症(BPPV)

めまい総論については下記の記事をご参照ください。 疫学と病態 良性発作性頭位めまい症(benign paroxysmal positional vertigo:BPPV)とは、その名の通り特定の頭位をとることで生じる良性のめまいです。 BPPVはめまい疾患の中で最も頻度が高く、全体の4割程度を占める […]

  • 2023年8月5日
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前庭性片頭痛(vestibular migraine)

めまい総論については下記の記事を参照ください。 めまい総論についての勉強をしている際、前庭性片頭痛という疾患が目に留まりました。個人的にはあまりなじみのない疾患だったのですが、調べてみると思ったよりも有病率の高い疾患のようです。今まで見逃していたのかも…と反省しつつ、ここで前庭性片頭痛についてまとめ […]